ふるさと納税にNFTアート、鹿児島県・薩摩川内市の返礼品、来訪者にはもう1枚、ファンづくりや関係人口の創出へ

鹿児島県薩摩川内市は2023年2月11日から、ふるさと納税返礼品としてNFT(非代替性トークン)アートの受付を開始した。「数百年後も繫栄し続ける生活圏・経済圏をつくる」ことを目的に活動し、手段の一つとしてNFTを活用しているコミュニティ「カバードピープル」と連携する。

返礼品のNFTはカバードピープル代表アーティストが書き下ろし。薩摩川内市内の景勝地、名物、施設など、地域の特徴を表すアイテムを頭に被った人が個性的なタッチで描かれており、薩摩川内市内の知ってもらえる内容とした。NFTをふるさと納税返礼品にするのは、鹿児島県内では初の取り組み。

寄付金額は1件3万円で、数量は100件限定。特典として、薩摩川内市に訪れた人にもう1枚のNFTや限定オリジナルグッズをプレゼントし、市のファンづくりや関係人口増加もうながす。クローズドであるカバードピープルのweb3.0コミュニティにも招待する。

同ふるさと納税は「ふるさとチョイス」で募集。通常、NFTの購入は暗号資産(仮想通貨)を介しておこなわれるが、今回は日本円での決済も受け付ける。

カバードピープルの本家NFTコレクションは、販売価格が1枚0.5ETH(イーサリアム)から(10万円前後・2023年1月現在)で取引されている。ふるさと納税のNFTは、入手後に各マーケットプレイスで販売可能だが、原則として入手から1年は販売しないことを呼びかけている。

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