ニューヨーク市への海外旅行者数、2023年は15%増の1080万人、2019年比レベルにあと一歩

ニューヨーク市観光会議局によると、2023年のニューヨーク市への旅行者数が6180万人に達する見込みだ。2019年比では93%まで回復することになる。このうち、国内旅行者は前年比7.9%増の5110万人。海外旅行者数は同14.9%増の1080万人。

海外トップ市場は英国で97万4000人。次いでカナダ(86万4000人)、フランス(72万8000人)、ブラジル(58万9000人)、ドイツ(55万4000人)が続いた。アジア太平洋の回復ペースは鈍いが、中国については、座席共有数の増加に伴い、回復基調にあるという。日本人旅行者数については、19万7000人で2019年比56%(35万4000人)だった。

旅行者の増加に合わせて、ホテルの業績も回復。年間宿泊販売数は3650万泊になる見込み。これは、過去最高を記録した2019年比で約8%減となる。

これにより、ニューヨーク市への経済効果は、直接消費の480億ドル(約6.8兆円)を含め、740億ドル(約10.5兆円)に達すると予想。レジャーおよびホスピタリティ業界全体で同市の労働人口のおよそ9%にあたる38万人の雇用を創出するという。また、旅行者の消費による年税収は60億ドル(約8500億円)を超える見込み。

ニューヨーク市では、2024年の旅行者数を6450万人、日本人については33万6000人と予測していいる。

※ドル円換算は1ドル142円でトラベルボイス編集部が算出

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