
大韓航空とデルタ航空は、カナダの投資兼オルタナティブ資産運用会社オネックス・グループからカナダ・カルガリーを本拠とするの航空会社、ウエストジェットの株式を25%取得する。これにより、両航空はウエストジェットとの協業関係を強化する。
具体的には、デルタ航空は3億3000万ドル(約479億円)で15%の株式を取得。一方、大韓航空は2億2000万ドル(約319億円)で10%の株式を取得する。
また、デルタ航空は、取引完了後にウエストジェットの株式2.3%をエールフランス-KLMに5000万ドル(73億円)で売却・譲渡する権利も保有する。
オネックス・グループは、引き続きウエストジェット航空の所有と経営権を保有する。
大韓航空とウエストジェットは2012年6月から提携。ソウル(仁川国際空港)/バンクーバー、トロント、カルガリー線でコードシェア運航をおこなっている。今回の関係強化によって、ウエストジェットのカナダ国内線および米国線、大韓航空のアジア路線での乗り継ぎ利便性が高まると期待されている。
一方、デルタ航空は2011年2月からウエストジェットと提携している。
※ドル円換算は1ドル145円でトラベルボイス編集部が算出