
三菱UFJリサーチ&コンサルティングとインジェスター社は、全国の小売店を訪れる訪日外国人観光客の購買意欲を測定する指数「インバウンド購買意欲指数」の2025年第2四半期の結果を取りまとめた。
それによると、現状水準DI(参考値)は、前四半期からほぼ横ばいの65となった。前月と比較した訪日外国人観光客による購買意欲の方向性に対する現状判断DIも62で、前四半期からほぼ横ばいだった。
一方、訪日外国人観光客による購買意欲の先行きに対する先行き判断DIは65で、前四半期から3ポイント減少した。
この調査は、インジェスターが全国の小売店に派遣している販売員を対象として、各店舗で取り扱う全商品を調査対象品目としている。訪日外国人観光客による購買意欲の動向を敏感に把握するため、店頭で訪日外国人の接客を担当する人を調査している。
調査で収集した判断内容を点数化し、その平均値を最低0点から最大100点となる指数(Diffusion Index、DI)とし表示。この指数では50より大きいほど「購買意欲が強い」、小さいほど「購買意欲が弱い」と判断される。