
フィジー政府観光局は、日本市場に向けた持続可能な旅行体験プログラム「ロロマ・アワー」の提供を開始した。この取り組みは、旅行者が1時間、地域社会や自然環境保護などのアクティビティに参加することで、旅の価値を深めてもらうもの。
ホテル予約時に「ロロマ・アワー」のアクティビティに申し込みをすることが可能。また、ホテル到着後に空き状況を確認し、フロントで申し込みすることもできる。アクティビティが有料の場合は、チェックアウト時に精算する。
アクティビティのテーマは、野生動物の保護、地域コミュニティ体験、サンゴ礁の保全、ビーチ保全の4つ。
例えば、野生動物の保護では、「シャングリ・ラ・ヤヌザ ・アイランド・フィジー」が、海洋教育センター主催の生態トレッキングに参加し、島の陸上生態系を探求し、フィジーの伝統的な村で、原生の果樹や薬草など、現地の植物が持つ薬効やその保護の重要性について学ぶ機会を提供する。
地域コミュニティ体験では、「キャプテン・クック・クルーズ」が、ティヴア島で地元ガイドの案内でフィジーの伝統的な植栽文化を体験するアクティビティを提供。
サンゴ礁の保全では、「シックスセンシズ・フィジー」が、リゾート専用のサンゴ礁保護区で、サンゴ礁の生態系課題や保護対策について学び、海洋保護活動の実際の展開プロセスを体験するアクティビティを用意する。
ビーチ保全では、「リクリク・ラグーン・リゾート」が、アフラ保護基金の「海洋保護」活動の柱となるコアプロジェクトとして、マングローブや熱帯乾燥林の植樹を実施する。