帰らない日は家賃不要のユニット社、HISなどから、新たに10億円の資金調達、海外出張など法人向け提案へ

帰らない日は家賃が不要になり、民泊で活用するという新たな不動産賃貸(リレント)サービスを提供するunito(ユニット)社は、大東建託、エイチ・アイ・エス(HIS)を引受先とした第三者割当増資に加えて、金融機関からの融資によって新たに資金調達を実施した。

2025年4月に実施したファーストクローズと合わせて総額は10億円。これにより、2020年2月の事業開始からの累計資金調達額は約20億円となった。

今回調達した資金は、運営物件数の拡大、賃貸・宿泊・顧客情報の一元管理システム「unito PMS」システム開発の強化、事業拡大に伴う採用強化、M&Aによる事業拡大などに充当する。

unito会員数は7.7万人を突破し、10社以上の不動産デベロッパー・オーナーとの協業展開で、運営物件数を121棟882室(2025年6月現在)に拡大している。

今回の資金調達によって、家賃システム「リレント」を導入した運営物件の全国展開を本格的に加速し、3年以内に500棟のホテル、サービスアパートメント、民泊の運営体制構築を目指す。

今回引受先となった大東建託とは同社が展開する遊休地活用事業との連携を視野に、unitoの強みであるホテル運営の知見を活かした新たな不動産運用の提案を推進。また、HISとは海外出張や多拠点滞在といったニーズを持つ法人企業などに向けて、「リレント」モデルを提案。また、今後の海外展開においても、HISのグローバルネットワークや知見を活かした協業を進めていく。

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