米アンカレッジ観光局、日本からの観光客誘致に注力、冬季需要の拡大と周遊促進へ

Share:

米国のアンカレッジ観光局は、日本とアラスカ州との物流の拡大に合わせて、日本からの観光客誘致に力を入れている。同局局長のジュリー・ソーピー氏は、メディア向けのイベントで、「アンカレッジは都市機能と大自然が近接する『アーバン&ワイルド』のデスティネーション」と位置付け、日本の旅行業界との関係を強化していく姿勢を示した。

アラスカ産の水産物の日本への輸出は年々拡大し、日本からの対米投資案件としてアラスカのLNG開発プロジェクトの検討が進められるなど経済交流が活発化している。文化面では、2026年はアラスカを拠点に活躍した世界的な写真家である星野道夫氏の没後30年。アンカレッジ観光局としては、深まる日本とアラスカ州との関係を観光促進に繋げていきたい考えだ。

同局日本/アジア担当営業部長のアレックス・ウォン氏は、アンカレッジについて四季を通じて様々な魅力を体験できると紹介。そのうえで、特に冬季について「ホテル価格が夏季に比べ安価になり、ダウンタウンからのオーロラ観賞や氷河ハイキングなど、都市に滞在しながら自然が楽しめる」とアピールした。冬季の誘客を促進することで、現在夏季に集中している需要の分散化を図っていきたい考えだ。

また、アラスカ鉄道は、アンカレッジを起点とした南北ルートで、クルーズとの接続や宿泊・アクティビティを組み合わせたパッケージ商品を展開している。現地オペレーターのA&P社は、氷河クルーズやデナリ国立公園、野生動物観察などの定番商品に加えて、季節ごとの魅力を組み合わせたツアーを提案した。

ハワイアン航空とアラスカ航空の統合でアクセス向上

現在、日本とアラスカを結ぶ直行便はない。しかし、ハワイアン航空がアラスカ航空との統合を機に、成田/シアトル線に毎日運行を開始したことで、アクセスが向上している。

ハワイアン航空日本支社長の堀口暢氏は、成田/シアトル便を利用すれば「ワンストップで日本からアラスカに飛ぶことができる」とその利便性を強調した。シアトル到着後、アンカレッジへは1日5便、フェアバンクスへは1日3便にそれぞれ同日乗り継ぎ可能。復路はアンカレッジから1日3便、フェアバンクスから1日2便がシアトルで成田線に同日乗り継ぎができる。また、同航空では、統合のメリットを活かしたホノルル経由アンカレッジ行きの訴求も強めていきたい考えだ。

堀口氏は、ハワイアン航空とアラスカ航空とのマイレージプログラムの統合についても説明した。今年から新たに「Atmos Rewards」として運用が開始されており、その特徴として、飛行距離、運賃金額、搭乗区間数の3つのオプションからマイルを獲得できることを挙げた。

Share:

注目企業 セレクトSPONSORED

トラベルボイスが注目する企業の特設サイトです。ロゴをクリックすると注目企業のインタビューやニュースを一覧することができます。

観光産業ニュース「トラベルボイス」編集部から届く

一歩先の未来がみえるメルマガ「今日のヘッドライン」 、もうご登録済みですよね?

もし未だ登録していないなら…