長崎県五島列島の小値賀町は、100年先を見据えた島づくりに向けて、町民と観光客が持続可能な観光のための新たな価値を共に創り出す「共創型観光(コ・クリエーション・ツーリズム)」を核に据えた「観光振興計画」を策定した。
また、他地域との違いを明確にするために、従来の「暮らすように旅をする」というコンセプトを継承しながら、新たに「ほどけて、とけこみ、みちてゆく。人生の風待ちの港 小値賀」というコンセプトを設定し、「何もないからこそ特別がある島」を訴求していく。
具体的には、世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産である野崎島における独自の古民家滞在、農泊など、小値賀の暮らしや日常を付加価値の高い観光体験として提供する仕組みづくりを進めていく。
また、地域資源の価値を適切に伝えながら保全していくために、環境省をはじめとする各関係機関と連携し、西海国立公園と一体となった野崎島全体のインタープリテーション計画を策定。世界文化遺産マイスターによるガイド・インタープリテーション(解説)を聞きながら、騒音・振動の少ない電気で走るグリーンスローモビリティで、野崎集落跡・旧野首教会・野首集落跡をめぐるツアーや巨石「王位石」トレッキングなど、さまざまなツアーを提供していく。
なお、小値賀町は、「日本版持続可能な観光ガイドライン(JSTS-D)」のロゴマークを取得している(2026年3月時点)。




