仏アコーホテルズ、ラッフルズ運営会社を買収、統合後の売上規模は世界トップ3圏内に

フランス・パリ拠点の大手ホテルチェーン・アコーホテルズは、2015年12月9日(現地時間)、シンガポールのラッフルズホテルなどを運営するFRHI(Fairmont Raffles Hotels International)の買収を発表した。買収総額は約29億ドルとされ、そのうち8億4000万ドルを現金で支払い、残りは新株発行により賄う見通し。

現在FRHIは、ラッフルズのほか、フェアモント、スイソテルといった高級ブランドホテル群を世界各国などで運営。シンガポールのラッフルズホテル、上海のロンドンのサヴォイ、上海のフェアモントピースホテル、ニューヨークのプラザホテルなどを含め、現在開発中の施設40軒と合わせて運営するホテル・リゾートは155軒、客室数は5万6000以上におよぶ。

一方のアコーホテルズは世界92か国で3800軒のホテルを展開。最近では、複数のIT系企業の買収など、デジタル戦略への投資も加速する勢いもみられる。

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アコーホテルズでは今回の買収を「ラグジュアリーホテル分野のグローバルリーダー」になる機会であると発表。加えて、FRHIの同分野における優れた運用やマーケティング力など、人的資産を得ることでさらなる事業拡大とブランド強化につなげる考えだ。

なお、国際市場調査大手・ユーロモニターインターナショナルによる世界のホテルチェーンやホテルブランドの2014年売り上げデータ(Retail Value RSPベース)によると、アコーホテルズは5位の129.3億ドル(シェア2.5%)、FRHIは12位で20.9億ドル(シェア0.4%)。今回の合併で両社が統合されると、売上総額は約150億(シェア約3%)となり、先ごろ発表されたマリオットによる買収前のスターウッドホテル(4位)と同等規模になる。

ホテル企業別の売り上げ上位15は以下のとおり。

データ提供:ユーロモニターインターナショナル

※図表は、ユーロモニターインターナショナル社の市場調査データベース「Passport Travel and Tourism」のデータに基づいてトラベルボイス編集部が編集・作成した。

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(トラベルボイス編集部)

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