海外旅行中の飲食店で困ったこと、首位は「メニューが読めなかった」4割

食品事業を行うマルハニチロがこのほど行った「旅ごはんに関する調査」で、旅行先での食事場所を探す情報源のトップは、「旅行情報・観光ガイドサイト(宿泊予約サイト除く)」(67.1%)だった。次いで、2位「観光雑誌」(43.4%)、3位「旅行のクチコミサイト」(38.3%)、4位「宿泊予約サイトの観光ガイドページ」(29.0%)となっている。

ただし、旅行に行く頻度によってその傾向にはやや違いがみられる。3か月に1回以上旅行に行く層では、「旅行のクチコミサイト」(48.6%)を参考にする割合が多く、全体比よりも10ポイント以上高い。この傾向について同社では、「旅行慣れしている層は、クチコミ情報からガイドブックに載っていない隠れた名店を探し出すことも旅行の楽しみにしている」様子がうかがえると分析している。

旅行先での食事の情報源に関する調査結果は以下のとおり。

マルハニチロ:報道資料より

また、旅行の同伴者によって、期待する食事内容が異なる点も明らかになった。

「友だちといく旅行」でもっとも人気があるのは「値ごろな店」(46.5%)や「現地のB級グルメが味わえる店」(45.6%)。一方で、恋人や配偶者との2人旅行では、"現地ならでは"のグルメが人気に集中した点が特徴だ。カップル旅行では、上位に「現地ならではの食材を提供している店」(49.8%)、「伝統的な現地の料理が味わえる店」(47.8%)、「現地の雰囲気が味わえる店」(46.7%)が並ぶ結果となっている。

旅行先での食事に関する調査結果は以下のとおり。

マルハニチロ:報道資料より

なお、海外旅行での食事で困ったことでは、「メニューが読めなかった」(41.4%)、「ボリュームが多すぎた」(32.5%)、「言葉が通じず、なかなか注文できなかった」(30.0%)、「チップの渡し方や相場がわからなかった」(24.9%)といった問題が上位に並んだ。そのほか「無料の水が飲めなかった」(12.9%)、「白飯がなかった」(8.3%)など、言語や文化の違いに戸惑いを感じる旅行者は、少なからず存在するようだ。


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