ベルギーでテロ脅威度が最高レベルに、ANAはブリュッセル線を一時運休、デュッセルドルフ便を臨時運航へ

全日空(NH)は、2016年3月22日にベルギー・ブリュッセル空港で発生した爆破テロ事件を受け、3月24日から31日までの成田/ブリュッセル便の一時運休と、デュッセルドルフ発成田着の臨時便運航を決定した。

運休対象となる便を予約済みの場合は、手数料免除で払い戻しと予約変更をおこなう。また、引き続き情報収集を進め、4月1日以降の運航可否は別途発表となる見通しだ。

一時運休と臨時便の内容は以下のとおり。

【一時運休(2016年3月24日から3月31日まで)】

  • ANA231便

3月24日~26日(成田 11:15発/ブリュッセル 15:15着)

3月27日~31日(成田 11:00発/ブリュッセル 15:50着)

  • ANA232便

3月24日~26日(ブリュッセル 20:50発/成田 16:10着)

3月27日~31日(ブリュッセル 21:10発/成田 15:30着)

 

【臨時便(3月24日と3月25日)】

  • ANA1902便(デュッセルドルフ 18:00発/成田 翌日 13:30着)

ベルギーでは、ブリュッセル空港で発生した爆発事故に加え、ブリュッセル中心部の地下鉄・マルベーク駅でも爆発が発生。報道によれば少なくても34名が死亡、198名が負傷したとされる。同事件については、「ISILベルギー」と称する組織が犯行声明を発出。さらなる攻撃も示唆されている。現地政府はこの事案を受け、ベルギー全土のテロ脅威度を最高レベルの4(非常に高い。非常に危険な状態であり,事態は切迫している)に引き上げている。

また、外務省では、同国に滞在・渡航する場合は、同省が発出する海外安全情報や報道などを通じて、最新情報の入手に努めるほか、豪面の間は不要な外出を避けるなど、十分な警戒をしてほしいとよびかけ。同時に、3か月以上滞在する場合には必ず在留届を提出、3か月未満の旅行者や出張者は「たびレジ」に登録を行い、緊急事態が発生した場合に速やかに情報を受け取れるようにしてほしいとしている。

外務省による注意喚起情報(2016年03月23日現在)は以下まで。



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