日本文化を世界に伝える文化交流使、2016年はデザイナー佐藤可士和氏や落語家柳家さん喬氏など6名に ―文化庁

文化庁はこのほど、2016年の「文化庁文化交流使」として、クリエイティブディレクターの佐藤可士和氏など6名を発表した。指名されたアーティストやクリエイター、芸能人などは、海外での一定期間の活動を通じて、日本の文化を現地に紹介するほか、実技指導や講義などを行い、理解の浸透やネットワーク形成の役割を担うことになる。

今回指名された文化交流使は以下のとおり。

2016年文化庁文化交流使

※氏名(50音順):所属や活動分野/海外で予定されているおもな活動内容

  • 佐藤可士和(さとう・かしわ)氏:クリエイティブディレクター、株式会社サムライ代表取締役/フランス、アメリカなどで今日の日本のクリエイティブデザインへの理解促進活動を予定。
  • 佐野文彦(さの・ふみひこ)氏:建築家、美術家/アジア、欧州、南米などで、「数寄屋造り」の技法を用いた各種活動を予定。
  • 土佐尚子(とさ・なおこ)氏:アーティスト、京都大学教授/アメリカ、オーストラリア、ニュージーランド、シンガポール、イギリス、フィリピンなどで、日本の伝統文化と先端技術を融合したメディアアートに関する情報配信や意見交換などを予定。
  • 藤間 蘭黄(ふじま・らんこう)氏:日本舞踊家/フランス、イギリス、ドイツにおいて、日本舞踊の紹介や現地アーティストとのコラボレーションなどを予定。
  • 柳家さん喬(やなぎや・さんきょう)氏:落語家/落語を通じて、主にアメリカの日本語学習者などに向けた日本語や日本文化の理解促進、表現活動としての落語をレクチャー予定。
  • 山田うん(やまだ・うん)氏:振付家、ダンサー/イスラエル、ドイツ、カナダなどで、実演や実技指導、現地のアーチストとの情報交換、将来の共同企画検討などを予定。

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