ビジネスホテル稼働率が過去最高に、大阪の高稼働続き9割に到達、のべ宿泊者数は19か月ぶり減少 ―観光庁(2016年3月)

観光庁は、2016年4月(第1次速報)およびその前月(第2次速報)の宿泊旅行統計調査の結果を発表した。それによると、2016年3月ののべ宿泊者数合計は前年比1.7%減の4207万泊となり、2014年8月以来19か月ぶりに減少を記録。続く2016年4月ののべ宿泊者数合計は、前年比3.8%増の3952万人泊となっている。

2016年3月の外国人のべ宿泊人数は17.7%増の585万人泊、4月は8.6%増の705万人泊。日本人は3月が4.2%減の3621万泊、4月が2.7%増の3247万泊。3月は全体および日本人でマイナスとなったものの、4月はプラスに転じた。

のべ宿泊者数の推移は以下のとおり。

観光庁:報道資料より

客室稼働率は3月も過去最高、大阪の上昇続く

2016年3月の稼働率は、全体で60.6%。リゾートホテル(58.1%)とビジネスホテル(77.0%)が3月として過去最高を記録した。4月の全体稼働率(第1次速報値)は、57.7%となっている。

都道府県別で2016年3月の最高は大阪府の87.8%で前月(85.0%)よりもさらに上昇。2位東京も82.2%で前月よりさらに上昇し、80%台に達した。施設タイプ別では、大阪のリゾートホテルが93.1%で9割超え。ビジネスホテルが90.5%、シティホテルが89.8%といずれも約9割になっている。旅館の最高は東京の65.8%だった。そのほか、80%超えとなった都道府県は、シティホテルが15か所(前年同月は14か所)、ビジネスホテルが8か所(同9か所)、リゾートホテルが4か所(同3か所)となった。

都道府県別の稼働率は以下のとおり。

観光庁:報道資料より

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