世界20か国で日本好き1位はタイ、アジア4か国・地域の人気トップは「北海道」 ―電通・ジャパンブランド調査2016

電通の全社横断プロジェクト「チーム・クールジャパン」はこのほど、「ジャパンブランド調査2016」を実施した。世界20か国・地域を対象に、日本に対する好感度(親日度)や訪日旅行意向、訪問したい地域、日本についての興味・関心・イメージなどを広く調査したもの。それによると、親日度の1位はタイ、2位はベトナム、3位はフィリピン。タイは昨年の3位からトップに躍進。昨年ベトナムと並んで1位だった台湾は4ポイント減となり7位になった。

親日度のランキングは以下のとおり。

日本に対する好感度 トップ10

※カッコ内の数字は2015年の順位

  • 1位:タイ(3)
  • 2位:ベトナム(1)
  • 3位:フィリピン(4)
  • 4位:シンガポール(7)
  • 4位:マレーシア(8)
  • 6位:香港(7)
  • 7位:台湾(1)
  • 7位:インド(4)
  • 9位:インドネシア(-)
  • 9位:ブラジル(4)

日本で行きたい地域の総合1位は「東京都」。2位が大阪府、3位が京都府。ただし、国籍別にみるとその傾向は異なり、中国、香港、韓国、台湾はそろって1位が「北海道」。また、香港では2位に、中国、韓国、台湾では5位に沖縄がランクイン。そのほか、大阪や京都が東京よりも上位になるなど、関心が地方へとシフトしている様子がうかがえる結果となった。

人気ポイントしては、「北海道」では温泉や桜、雪、紅葉といった自然・四季を楽しみたい声のほか、「ラーメン」が人気に。一方の沖縄では海や島などの自然、伝統的な郷土料理、庶民的なローカルフードといった「食」関連、歴史のある街並み、世界遺産や戦跡などが挙げられた。同社ではこの傾向について、「日本人が北海道や沖縄に感じる魅力とほぼ同等」であると分析。各地の象徴的な観光地や体験といった魅力がそのまま海外にも理解されてきたとしている。

日本の地方の認知・訪問意向は以下のとおり。

電通:報道資料より

また、地方で体験したいことの1位は「温泉」。2位「自然」、3位「桜」と続いた。そのほか、5位には「庶民的なローカルフード」、10位に「伝統的な郷土料理」など「食」に対する関心に加え、庭園や公園、神社仏閣や城・城址といった各地ならではの観光スポットに魅力を感じる様子がうかがえる結果となった。

電通:報道資料より

なお、日本で優れていると思うことでは、1位が「日本のロボット工学」(36.7%)。次いで、2位が「日本食」(34.2%)、3位が「日本のアニメ・漫画」(33.2%)。ほかには、自動車やバイク、精密技術、3D技術、AV家電、環境技術などが10位にランクイン。日本独自の文化・食に加え、優れた技術に関する理解が多く挙げられたのが特徴的だ。

この調査は、2016年4月25日から5月18日まで、インターネット上で実施されたもの。対象となった国は中国(北京、上海)、香港、韓国、台湾、インド、シンガポール、タイ、インドネシア、マレーシア、ベトナム、フィリピン、オーストラリア、アメリカ、カナダ、ブラジル、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、ロシアの20カ国・地域。対象者は20歳から59歳までの中間所得層以上の男女。サンプル数は地域ごとに200名ずつの合計4000名。

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