旅行3種スウィングツアーが破産開始、負債総額は3500万円、債権者に団体旅行申し込みの10社も

東京商工リサーチ(TSR)によると、東京都の旅行3種スウィングツアー(資本金1200万円、従業員4名)が2016年11月21日までに事務所を閉鎖、破産手続きを開始した。負債総額は債権者約70社に対して約3500万円。

TSRによると、債権者には、団体旅行申し込んでいた企業10社も含まれる。各社に対しては、全国旅行業協会の弁済保証金制度で総額300万円を限度に債権額割合に応じて弁済される見込。

スウィングツアーは、団体旅行や国内観光旅行を扱う第3種の旅行業者。社員バス旅行や慰安旅行などを手掛け、金融機関や官公庁などを得意先として、ピーク時には売上高約2億円をあげていた。しかし、近年は売上高が減少。特に、東日本大震災による原発事故の発生以降は需要減少が大きく、ついに経営を維持していくことが難しくなったという。



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