JTB、遊休資産で村づくりする事業を開始、キャンプ場運営のVILLAGE社と

ジェイティービー(JTB)はキャンプ場運営などを行なうVILLAGE INC(ヴィレッジインク)と、地域の遊休資産の利活用事業で提携した。

ヴィレッジインクは1日1組限定のプライベートキャンプ場をはじめ、自然環境や地域特性を活かした特別な非日常の体験価値を提供する施設を各地で運営している。

今回の提携ではこうしたヴィレッジインクの地域の魅力を創造するノウハウと、JTBの実績と営業ネットワークを活用し、地域に根差した「Villaging~村づくり~」事業を行なう。地域の交流拠点整備や雇用創出、特産品の開発などを通し、耕作放棄地や遊休地の利活用といった社会課題の解決に繋げる考えだ。

また、JTBが勧めるDMC戦略の一環としても取り組み、地域拠点の運営による経済波及効果や雇用促進効果を高めると同時に、地域資源の掘り起こしによる高付加価値化を行なっていく。

具体的な事業内容は、(1)地域開発コンサルティング、(2)人財育成、(3)特産品開発・販売。非日常空間の創造と演出としては、グランピング施設などの可能性もある。

現在の予定は、瀬戸内海の無人島(岡山県倉敷市)での村づくり。開発概要などは公開されていないが、発表資料には「温暖な気候と美しい環境に恵まれたヘルスツーリズム実現のためのコンテンツ」と、方向性を示唆する記述が見られる。

共同発表資料より

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