夏休みの旅行動向2018予測、海外旅行人数は4.1%増で283万人、総旅行消費額は微減に ―JTB調べ

JTBは「2018年夏休み(7月15日~8月31日)の旅行動向」を発表した。それによると、同期間に1泊以上の旅行に出かける総旅行人数は前年比0.1%増の7743万人となる見通し。国内旅行は前年並みの7460万人、海外旅行は4.1%増の283万人との推計になった。

総旅行消費額は0.2%減の3兆1439億円、収入は増加傾向も支出には慎重

交通費、宿泊費、土産代、食事などを含む夏休みの旅行平均費用の見込みは、国内が1.2%減の3万4000円、海外が0.7%減の21万4500円(海外旅行先での現地支払い土産代などは除く)。これによる総旅行消費額は、国内が1.2%減の2兆5365億円、海外が3.9%増の6074億円、全体では0.2%減の3兆1439億円。海外旅行人数は前年より増加率が拡大した一方、昨年は増加傾向にあった総旅行消費額が、今年は微減に転じる結果となった。

同社が実施した今後の旅行支出に関する意向調査では、「支出を増やしたい」(14.4%)が前年より3.8ポイント減少し、「支出を減らしたい」(27.5%)は3.3ポイント増加。また、「昨年より収入が減った」(21.3%)が2.0ポイント減少し、「収入が増えた」(15.8%)が0.6ポイント増加した一方で「先行きが分からないために大きな支出は控えておきたい」(43.3%)との回答が前年より1.3ポイント増加。支出に慎重な消費者心理がうかがえる結果となっている。

海外旅行の動向 ―ハワイやオセアニアは分散傾向も

JTBの企画商品の予約状況では、海外旅行の出発日のピークは8月11日と12日。オーストラリアが好調に推移しているほか、ハワイやオセアニア、アジア方面では出発日が分散する傾向もみられるという。

ハワイ方面はハワイ島の火山噴火の影響が心配されたものの、前年比5.0%増で順調に推移。アジアは5.5%増、欧州は2.5%増、豪州など大洋州は1.8%増となっている。

方面別の海外旅行推計値は以下のとおり。

JTB:報道資料より

国内旅行の動向 ―家族旅行で沖縄が人気、関東は減少傾向も

予約状況によれば、国内旅行の出発日ピークは8月11日から15日まで。家族旅行で沖縄の離島や名古屋の「レゴランド・ジャパン・ホテル」宿泊プランなどが人気。沖縄、東北、北陸などで昨年より増加している。

アンケートによれば、宿泊施設では、4割以上を占めるホテルの利用が前年比1.6ポイント減、旅館は1.9ポイント減、実家・知人宅が0.1ポイント減でいずれも縮小。一方、全体の12.8%を占める民宿やペンションは0.4ポイント増となった。

一人当たりの国内旅行費用では、最多帯の「2万円以上3万円未満」は前年並みの22.7%。次いで多い「1万円以上2万円未満」が1.7ポイント増。旅行日数では、約半数を占める「1泊2日」が2.2ポイント増、約3割を占める「2泊3日」は2.8ポイント減となった。

方面別の国内旅行人数推計値は以下のとおり。

JTB:報道資料より

この調査は、JTBグループの販売状況と航空会社の予約状況、業界動向、経済動向、1200人のアンケートから推計したもの。アンケートは6月1日~13日、全国200地点で専属調査員による個別訪問調査として実施した。

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