旅行会社が海外クルーズ旅行者にWi-Fiレンタルを提案するべき理由とは? 新たな商機を実際に乗船して考えた(PR)

1度に複数の国を周遊する海外クルーズは、1台で複数か国のインターネットに接続できるクラウド型Wi-Fiルーターの利点を享受できる旅行スタイルの一つ。現代の旅行者にとって、常にインターネット環境に繋がっていることは安心、安定、快適を意味し、旅行会社にとってはそのニーズを満たすことこそ、新たな商機を見出す絶好の機会でもある。ところが実際は、海外クルーズでのWi-Fiルーターレンタルに二の足を踏む旅行会社は少なくない。海上航行でWi-Fiルーターの通信が及ばない時間が生じるクルーズでは、お客様に勧めにくいと思うからだ。

海外用Wi-Fiルーターレンタルサービスを提供するビジョンでは、クルーズ旅行者を顧客とする旅行会社や船会社に対し、そのハードルを下げるソリューションの提案を開始した。今回は、プレミアムクラスのドリームクルーズ客船「ゲンティンドリーム」によるシンガポール発着3か国周遊クルーズに、ビジョンの提供するクラウド型Wi-Fiルーターを持って乗船し、その有用性と活用の可能性を考えてきた。

海外クルーズで損をしないWi-Fiルーターレンタルの仕組みとは?

なぜ、海外クルーズではWi-Fiルーターレンタルが普及していないのか。その大きな理由の一つは、Wi-Fiルーターの一般的な料金設定が日本出発日から帰着日までの期間レンタルであること。寄港地での滞在時間に限りがあり、終日航海日のあるクルーズでは割高に感じられることが、海外クルーズでの大きなネックになっている。

具体的に、今回参加した「ドリームクルーズ」のシンガポール発着周遊クルーズ4日間(日本発着フライトあわせると5日間)のスケジュールで見てみると――

  • 1日目:羽田空港 00時30分発 シンガポール・チャンギ国際空港 06時55分着

    シンガポール マリーナベイ・クルーズ・センター 17時00分出港

  • 2日目:ペナン(マレーシア) 13時00分入港/21時00分出港(寄港地観光時間:およそ6時間)

  • 3日目:プーケット(タイ) 07時00分入港/15時00分出港(寄港地観光時間:およそ6時間)

  • 4日目:航海日 シンガポール マリーナベイ・クルーズ・センター 18時00分入港

    シンガポール・チャンギ国際空港 22時20分発

  • 5日目:羽田空港 06時00分着

つまり、今回のクルーズ中の利用機会は2か所の寄港地で、2日間・計12時間。4日目は航海日なので、寄港地での利用機会はない。ただし、1日目のシンガポール到着後からクルーズ出港までと、4日目のシンガポール入港からシンガポール出発までの時間もWi-Fiルーターを利用できるので、旅行期間全体での利用可能時間は4日間・計26時間になる。

しかし、一般的なレンタル規定で料金を計算すると、日本出発日から日本帰着日までの5日間の支払いが必要になり、実際の利用時間に対してレンタル料金が割高に感じられる。地中海クルーズやカリブ海クルーズなど、終日航海日の多いクルーズではなおさらだ。

この問題に対しビジョンでは、クラウド型Wi-Fiルーターの特徴を活かした法人向けサービス「グローバルWiFi for Biz」の活用で解消することを提案している。

ビジョンのクラウド型Wi-Fiルーターでは現在、1台で107か国(2019年2月28日時点)に対応可能。訪問国ごとのSIMの入れ替えが不要なことから、Wi-Fiルーターを契約企業に“置きっぱなし”の状態で貸出し、利用料金を「月額料金+通信実績に応じた課金」としたのが、法人向けサービスでの大きな特徴だ。これを応用し、旅行会社やクルーズ会社が契約企業となり、各社の旅行者や旅客に貸し出すビジネスモデルを、ビジョンでは推進している。

今回のクルーズに当てはめた場合、課金対象は実際に使用した4日間。もし、4日目の利用を我慢すれば、計3日間での支払いも可能だ。使った分の支払いになるので、料金に納得感が出る。旅行会社も自信をもって、Wi-Fiルーターレンタルを勧めることができるようになるのだ。

グローバルWi-Fi for Bizでは契約プランに応じ、使用した日数や時間、容量のみの課金も可能

本当のネックは利用者、旅行会社の先入観

クラウド型Wi-Fi ルーターの活用で、海外クルーズ旅行でのWi-Fiルーターレンタルに係る物理的な障害は払拭できる。ただし最大の障壁は、旅行者も旅行会社もクルーズ旅行にはWi-Fiルーターのレンタルは費用と実際に利用する時間とのバランスが「もったいない」「コストパフォーマンスが合わない」という思い込みにある。Wi-Fiルーターを利用できるのは全旅程の一部であり、そこで利用する時間や必要性があるかどうか。この考えが、海外クルーズでWi-Fiルーターレンタルを阻害する一番の要因だといえるだろう。

実は筆者も、クルーズ旅行ではWi-Fiルーターのレンタルは不要と思い込んでいた。船のWi-Fiパッケージを購入すれば船内ではインターネットに繋げることができるし、寄港地ではクルーズ会社や旅行会社の主催ツアーに参加すれば、現地で観光情報を調べる必要もない。コストをかけてまでタビナカで必要となる場面が、想定できなかったのだ。

ところが実際、Wi-Fiルーターを常時接続状態にして寄港地観光をしてみると、意外にもスマホに手を伸ばす機会が多い。メールを開いたり、SNSをのぞいたり。日常生活での行動は、思った以上に当たり前のように行なわれ、それができることが快適なのだ。さらに、自由行動時には今どこにいるのか位置情報をチェックして近隣の散策ができ、観光スポットや気になった土産品、現地グルメなどの情報をその場で調べられるのは、やっぱり便利、かつ、楽しい時間である。

マレーシアのジョージタウンではトライショーに乗車。世界遺産の街並みを走る躍動感を動画に収め、その感動をすぐその場でSNSでシェア

食事などの休憩時間はもちろん、ツアーの移動中はスマホ利用の絶好のチャンス。クルーズでの寄港地観光は、日本でのお出かけや日帰り観光に近いが、すでに多くの人々が(読者の方々も)お出かけ中に、スマホで現地情報を調べたり、確認していることを思い出してほしい。

そして、家族や友人からのちょっとしたSOSメッセージ(家の中にある必要なものの在処や約束事の確認など)にも、すぐに反応して回答することができる。誰もが安心して旅行に出かけられる理由にもなり、旅行会社にとっては販売機会の拡大になるのと同時に顧客の安心安全を提供することになるのだ。

寄港地に停泊中の船内でも、Wi-Fiが通じる場合も。やはりスムーズな通信は便利で快適

グローバルWi-Fi for Bizだから拡充できるビジネスチャンス

海外クルーズでWi-Fiルーターを使う有用性が実感できると、旅行者に提供できる新たなサービスの可能性が見えてきた。例えば、数か国を周遊する海外クルーズ旅行では、寄港地ごとのガイドブックが必要になるので、荷物がかさばる。しかも、ガイドブックの多くは空路での入国を想定しているため、クルーズ客船が到着する港周辺の情報や観光地へのアクセスなどの情報はほとんど載っていない。

しかし、船会社やクルーズを販売する旅行会社であれば、クルーズに特化した現地情報を持っている。クルーズならではの観光スタイルを考慮したタビナカ情報を掲載する特設サイトを作り、自社の顧客が現地で利用できるようにすれば、旅行会社や船会社ならではのサービスの差別化に繋がるだろう。

そしてここでも、クラウド型Wi-Fiルーターを提供するグローバルWi-Fiだからこそ発揮できる機能がある。それは、モバイルOS・Androidを搭載し、端末自体にディスプレイを有するWi-Fiルーターを採用していること。端末自体に現地のタビナカ情報や提供したいコンテンツ情報を表示させることも、今後可能となるからだ。

ここに、契約企業の指定URLを登録しておけば、まさにワンタッチの簡単な操作でサイト閲覧が可能となり、Wi-Fiルーターを利用客専用のガイドブックとして使用してもらうこともできる。ガイドブック機能のみならず、土産品や旅行商品などの販売ページに繋げれば、旅行会社のアップセルの機会も生まれてくる。また、クルーズ会社は船内にWi-Fiルーターを“置きっぱなし”にして、乗客の寄港地観光用に貸出すこともできるだろう。

Wi-Fiルーターをお客様と直接つながるツールとして利用可能

移動や、訪問地ごとの荷解きの負担から旅行者を解放し、食事やエンターテイメントも提供する、画期的な旅のスタイルを確立したクルーズ旅行。いまも各クルーズ会社は船内の設備やデジタル技術の革新に取り組んでおり、クルーズ客船の進化は止まらない。その原動力は、顧客にこれまでにない旅行体験を提供したいと思う、クルーズ会社の強い思いにある。

その新たな体験を、クルーズ寄港中の観光体験にも拡充させることを、ビジョンは提案している。Wi-Fiルーターでクルーズ旅行の新たなサービスの可能性を拓くのは、旅行会社やクルーズ会社の知識と経験、そして顧客のニーズに応えようと思う熱意にほかならない。その手助けをビジョンはいつでも受け付けている。

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商品:グローバルWiFi for Biz 、漫画でわかりやすく解説「グローバルWiFi for Biz」
問い合わせ先: info_enterprise@vision-net.co.jp

記事:トラベルボイス企画部

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