九州を訪れる訪日客のネット利用調査、欧米豪は公衆無線LAN、訪日前に自国で手配が6割に

九州観光推進機構がこのほど、九州におけるインバウンド旅客を対象としたインターネット通信環境やWi-Fi実態調査を実施した。これによると、訪日外国人のネット利用は国・地域によって大きな違いがあり、欧米豪は公衆無線LAN、香港はSIMカード、中国・台湾・韓国はモバイルルーターの利用が顕著。通信手段の入手は自国での手配が6割、日本の空港・港湾、日本の宿泊施設がともに約3割だった。

同機構は「Kyushu_Free_Wi-Fiプロジェクト」として、一度の利用手続きで可能な「Japan Connected-free Wi-Fi アプリケーション 」の利用を推進。九州内の対応スポットは、2018年 12 月末時点で 1万5301カ所となっている。今回の調査結果を踏まえ、新たな整備に取り組む考えだ。

九州訪問時に利用した通信手段:九州観光推進機構 報道資料より

今回の調査は2018年11月14日から16日まで、博多駅、天神(西鉄福岡駅周辺、天神バスターミナル)、福岡空港にて聞き取り方式で実施したもの。対象者は、九州を訪れた外国人観光客345名。内訳は、中国80名、韓国75名、台湾42名、香港・マカオ29名、北アメリカ29名、欧州42名、オセアニア15名、その他33名。長期滞在者や居住者は除く。

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