世界大手オンライン旅行会社が決算発表を見送り、新型コロナの影響が見通せず、ブッキングやエクスペディア

新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大は、大手OTAの決算発表にも影響を与えている。ブッキング・ホールディングスは、新型コロナウイルスによる影響が大きく、先も見通せないことから、2020年第1四半期の決算見通しの発表を見送った。また、エクスペディア・グループも将来の不確実性が多いことから2020年通期の調整後EBITDAの見通しの発表を撤回した。

ブッキング・ホールディングスのグレン・フォーゲルCEOは、「新型コロナウイルスの感染は急速に変化している。その影響はヨーロッパや北米に拡大している。現時点では、新型コロナウイルスが将来の業績に与える影響を定量化することはできない。この影響が今後どれくらい続き、どれほど大きくなるのか読めないが、一時的なものであると思う」とコメントしている。

また、エクスペディア・グループは、2020年第1四半期の新型コロナウイルスによる損失は現時点で、3000万ドル〜4000万ドル(約32億円〜約43億円)と推計。同グループのバリー・ディラー会長とピーター・カーン副会長は連名でコメントを出し、「今年末までに3億ドル〜5億ドル(約321億円〜約535億円)のコスト削減を行い、事業の効率化を進めていく」考えを示している。

ちなみに、ブッキング・ドットコムの2019年通年の決算は、売上高が同4%増の151億ドル(約1兆6140億円)、純利益が同22%増の49億ドル(約5240億円)の増収増益。エクスペディア・グループも売上高が同8%増の120億6700万ドル(約1兆2900億円)、純利益が同39%増の5億6500万ドル(約604億700万円)と増収増益を達成している。

*円換算は1ドル107円でトラベルボイス編集部が算出。

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