ブッキング・グループ決算、コロナ打撃で取扱い半減の赤字 ―2020年第1四半期

ブッキング・ホールディングスは2020年5月7日、延期していた2020年第1四半期決算を発表した。新型コロナウイルス感染拡大が響き、取扱総額はグループ全体で前年同期比51%減の124億ドル(約1兆3268億円)に落ち込むなど、厳しい内容となった。

売上高は同19%減の23億ドル(約2461億円)、最終損益は6億9900万ドル(約748億円)の赤字。前年同期は7億6500万ドルの純益を計上していた。

グレン・フォーゲル最高経営責任者(CEO)は「パンデミックの打撃が当社にも旅行産業にも重くのしかかるなか、コスト削減と流動資産の強化を急いだ」とコメント。厳しい状況にはあるが、「優れたプラットフォームと十分な資金力、柔軟なコスト見直し」により、コロナ危機を乗り超えて、引き続き旅行産業をリードしていくとの自信を見せた。

主力の宿泊サービス取扱いは、同42.8%減の1億2400泊。そのほかレンタカーが同36.4%減の1200万日、航空券は同8%減の200万件。

取引形態別では、マーチャント(買取方式)ビジネスでは、総取扱高は28.9%減だったものの、売上は同9.3%増の6億5900万ドル(約705億円)。一方、全体の多くを占めるエージェンシー(代理店方式)ビジネスは、総取扱が同57.7%減、売上も同26.9%減の14億2400万ドル(約1524億円)だった。

支出項目では、最大を占めるマーケティング費を大きく削減し、同28.7%減の8億5100万ドル(約911億円)としたものの、諸経費合計では同13.9%増の25億9700万ドル(約2779億円)。

※円換算値は1米ドル107円としてトラベルボイス編集部が算出した。

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