ヨーロッパの旅行業界団体、接触者追跡アプリの共通運用など欧州内の旅行規制統一を要望、観光旅行業の復活に不可欠

欧州の50以上の官民観光関連団体で組織され、観光政策への提言を行っている「ヨーロピアン・ツーリズム・マニュフェスト・アライアンス」は、その他観光業界団体とともに、欧州委員会加盟国に対して、新型コロナウイルスの影響で危機に陥っている観光業界を救済するために、各国で実施されている旅行規制を統一するように求めている。

これは、欧州委員会が9月上旬、国境規制を統一し、シェンゲン協定エリア内の旅行を正常に戻すように決議したことに基づくもの。同アライアンスでは、EUだけでなく、欧州経済領域(EEA)国、イギリス、スイスなども含め、旅行を慎重かつ速やかに再開することが重要とし、欧州内で統一したルールを再構築することが、観光旅行業の復活のためには欠かせないとの見解を示している。

そのうえで、同アライアンスは、感染リスクの高いエリアを色分けして特定する仕組みなど、欧州内で共通の基準を設けることのほか、高リスクエリアへの往来について、科学的根拠に基づく共通の対策を求めている。具体的には、自主隔離の代わりに包括的な検査体制や感染者追跡体制を整えること、対象地域を絞った対策、乗り継ぎ旅客に対する規制の解除、旅行前に検査を求めるルールの確立、統一した接触者追跡アプリの運用など。

このほか、旅行規制に関する情報について、包括的で透明性が高く、タイムリーな発信が行える仕組みを構築することも求めている。

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