日本政府観光局、訪日の報奨旅行で優良事例を表彰、2019年度は過去最多83件が応募

日本政府観光局は、優れた訪日インセンティブ旅行を表彰する「JAPAN Best Incentive Travel Awards 2020」の受賞者を発表した。

対象は2019年度に実施された100人泊以上の訪日インセンティブ旅行で、16カ国・地域から過去最多となる83件の応募のなか、大賞はドイツのteamtravel international GmbHが企画した「VME Retail Safari and the Beauty of Japan」が受賞。10日で18名が参加し、有名デパートで日本のホスピタリティを学ぶ研修、プライベートアイランドを貸し切ったBBQなど、特別感のある体験が評価された。

審査は、顧客企業から評価された点、旅程に工夫が見られた点、地域住民との交流や経済効果など地域へ貢献した点などで実施。企画賞はシンガポールのH.I.S International Travel Pte Ltdによる「2019 Incentive Trip to Okinawa, Japan」が沖縄にてハーリー船によるレース大会、レース前のラジオ体操など日本らしいチームビルディング、貢献賞にはドイツのJTB Germany GmbH による「Japan Incentive Tour」が食に関心の高いグループ向けに昼食やスイーツを地方商店街を通じてオーダーメイドした点が選出の決め手となった。

インセンティブ旅行とは、企業がその従業員や代理店などのモチベーション向上のために実施する報奨旅行や研修旅行のこと。観光庁の調査では、訪日インセンティブ旅行の外国人1人あたりの消費額は約32万円と算出され、一般観光の消費額 15.8万円に対し経済波及効果が高いという結果が出ている。

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