楽天、外食関連事業を「ぐるなび」に集約、出前・宅配の2サービスで協業強化

楽天グループは、2021年7月1日を効力発生日として、「楽天デリバリー」事業と「楽天リアルタイムテイクアウト」事業を、会社分割の方法によって、ぐるなびに承継することを決めた。両社は、それぞれのアセットを効率的に活用しながら、協業体制を強化し、さらなる成長を目指す。

「楽天デリバリー」は、2002年2月にサービスを開始し、現在では出前・宅配注文できるサービスを全国1万2000以上の店舗に拡大。また「楽天リアルタイムテイクアウト」は2020年5月に誕生し、飲食店の商品を事前注文・決済して指定した時間に店頭で受け取りができるテイクアウト支援サービスとして、ぐるなびとも協業を続けてきた。

今後、楽天の外食関連事業をぐるなびへ集約することで、イートイン予約に加えてデリバリー、テイクアウトサービスなどのクロスユースを実現する食の総合サービスを提供していく。

楽天とぐるなびは2018年7月に資本業務提携契約を締結し、8月に楽天がぐるなびの株式 467万7600株(発行済株式総数の9.61%)を取得。また10月からは楽天IDとぐるなび会員IDとの連携を開始し、ぐるなびのオンライン予約において「楽天ポイント」を貯めることを可能になった。事業継承後も楽天IDや「楽天ポイント」の連携はそのまま継続される。

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