米国イエローストーン国立公園への来園者数が過去最高、園内の宿泊施設不足が影響か

米国イエローストーン国立公園への2021年の来園者数が過去最高を記録した。新型コロナウイルスの感染が拡大が続いたうえに、園内の建設計画の影響を受けて、ホテルの部屋数やキャンプ場が従来よりも減少したにもかかわらず、2016年の記録を上回り、約480万人が来園。2020年より100万人も増加した。

この傾向はイエローストーンに限った傾向ではない。ユタ州のザイオン国立公園も、米国内の国内旅行の回復に伴って、2021年は過去最高の来園者数を記録した。

イエローストーンでは、昨年5月から9月にかけて来園者が増加。公園関係者によると、労働者の住宅不足と雇用不足によって、従業員には過度な負担がかかったという。

2020年と比べて、宿泊施設やキャンプ場は20%減少。多くの旅行者が園内で宿泊できず、一旦公園の外に出て、翌日に再度入園せざるを得ない状況になった。そのような旅行者は2回来園したとカウントされるため、来園者数の統計が増えた側面もある。公園によると、今後は同じ入園者を見分ける方法を模索しているという。

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