中国政府、日本人へのビザ発給を停止、中国人旅行者に対する入国規制強化への報復措置

中国政府は、韓国に続き日本に対しても中国への入国ビザの新規発給を停止する。AP通信によると中国政府は、両国が強化している中国からの旅行者に対する入国制限への報復措置と明言。中国駐日大使館は、ホームページ上で同大使館と総領事館での日本国民に対する中国一般査証の発行を一時停止すると発表した。

中国政府は、日本と韓国以外、中国からの旅行者に対して出発前48時間以内の検査による陰性証明の提示を求めている国に対しても同様の措置を行う可能性があるとしている。現在、米国や欧州など十数カ国が中国からの旅行者に陰性証明の提示を義務付けている。

中国外務省の汪文斌副報道局長は、中国のパンデミック対策を擁護したうえで、「少数の国が、残念ながら、科学的根拠や国内の事情を無視して、中国に対して差別的な入国制限を行っている。中国は断固としてこれを拒否し、相互措置をとる」と述べた。

一方、世界保健機関(WHO)といくつかの国は、中国は国内の感染状況について正確なデータを開示していないと非難。今回の水際対策強化は、新たな変異株を特定するためのものと説明している。

旧正月「春節」の大型連休に入る中国では、感染が都市部から地方に拡大する恐れが指摘されている。

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