
三菱UFJ銀行などが観光産業の発展に貢献することを目的に設立した関西イノベーションセンター(MUIC)は、インバウンド富裕層向けのコンテンツ開発及びツアー運営を行うOUGI社に対し、SAFE型新株予約権を用いた出資を行った。SAFE(Simple Agreement for Future Equity)とは、スタートアップ企業への簡易迅速な資金調達手法。海外でのスタートアップ投資で使用頻度が高い。
設立3年目のスタートアップ企業OUGI社は、「日本の物語を感じる贅沢な旅を届けよう」をコンセプトに、主にインバウンド向けに体験型のラグジュアリー旅行を開発。デジタル技術やエンターテイメント領域に強みを持ち、10地域以上でのコンテンツ開発を控えている。
関西イノベーションセンターは、オリジナルのSAFE仕様を整え、期中の権利行使を前提とせず、IPO/M&A実行時に評価額に応じた金銭を受取る長期保有を想定する。