全国のインバウンド向け医療機関検索サービス、Googleマップと連携、都内の薬局が立ち上げ

東京都江東区で薬局を運営する「有限会社あい」は、2025年6月2日、訪日外国人向けの多言語対応医療検索サービス「MEDSEEK(メドシーク)」の提供を開始した。厚生労働省が公開する全国2223の医療機関データをGoogleマップと連携し、旅行者自身が最寄りの医療機関を検索できるようにしたもの。

「MEDSEEK」はQRコードを読み込むと利用できる簡単なサービス。英語、中国語、韓国語、フランス語など10言語に対応し、現在地からの医療機関検索、Googleマップ連携に加え、多言語問診票などが主な機能として備わっているため、到着してから個人情報や症状を伝える必要がないのが特徴だ。今後、ホテルや観光施設、SNSなど観光客の目にふれやすい場所にQRコードを設置し、認知拡大を目指す。

同社は都内で調剤薬局を運営しており、「薬がほしい」「湿布が必要」と飛び込んでくる訪日観光客が増えたことから、医療機関を地図と連動して検索できるサービスがあればより良い治療ができるのではないかと考えたという。同様のサービスには、東京都が都内限定で提供しているものなどがある。

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