
東海旅客鉄道(JR東海)とJR東日本スマートロジスティクスは2025年6月12日、京都駅で初となる多機能ロッカー「マルチエキューブ」を設置した。従来の荷預けに加え、京都市内の提携宿泊ホテルへの当日配送機能を備え、手ぶら観光を促進する。
設置数は72口。宿泊ホテルへの配送は専用ウェブサイトで利用日の1カ月前から当日9時半まで予約を受け付ける。料金は、荷預けが1日400円から、ホテルへの当日配送が1500円からなど。設置場所は、京都駅八条口のみやこ夢テラス1階。
なお、同事業は京都市交通局が募集した、バスから地下鉄への利用誘導、手ぶら観光の推進による市バスの混雑緩和を目指す「KYOTO CITY OPEN LABO」にJR東海が提案したもの。このほか、同社は「EXサービス」予約サイト内にある「駅や車内のサービス」のコンテンツで、京都市内での移動に便利な地下鉄・バス1日券や観光特急バスの紹介ページにリンクするバナーを掲載するなど、市バスの混雑対策に取り組んでいる。