IoT・SIMエンジニアリング事業などを展開するコモン・クリエーション社は、観光客に配布するeSIMを通じて、アンケートによる属性情報と基地局測位による人流データを取得できる観光周遊データSIM「Tabimetry(タビメトリー)」の提供を開始した。自治体・DMO・観光協会などデータにもとづく観光施策の立案が求められている組織の利用を想定している。
タビメントリーは、観光客自身が観光案内所や宿泊施設などに設置されたQRコードを通じてスマートフォンにeSIMをインストールすることができる仕組み。提供側は物理カードの在庫管理の必要がなく、窓口での受け渡し・返却も発生しない。
申し込みページのアンケートでは、年代・国籍・旅の目的・滞在日数などの属性情報を取得することが可能。設問はキャンペーンごとに自由に設計することができる。開通後は、基地局測位によって訪れたエリアと滞在時間が時系列で記録される。同社によると、測位には携帯電話基地局の情報を用いるため、GPSの電波が届かない地下街・地下鉄でも記録が途切れない。位置情報は、取得する情報や利用目的などを申し込み時に明示し、本人の同意を得たうえで取得する。
コモン・クリエーションは、活用する組織に緯度経度を含む生データ(CSV)に加えて、エリア別の滞在時間ランキング、周遊ルート分析、属性クロス分析、時間帯別の人出比較などの分析レポートを提供する。今後、同社は地域の交通事業者・観光施設と連携し、周遊データにもとづく回遊促進施策やLINEなどを通じたエリア別の情報配信など、データの取得から活用までを一貫して支援する体制を拡充していく計画だ。
報道資料より




