エイチ・アイ・エス(HIS)は、ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ(B.LEAGUE)とグローカル・パートナー契約を締結した。HISのグローバルネットワークとB.LEAGUEの地域密着(ローカル)の取り組みを融合させ、新たなスポーツツーリズムを推進していく。
HIS社長の澤田秀太氏は、記者会見で「HISが持つ世界と地域を結び、世界平和に貢献する旅の力と、B.LEAGUEが持つ地域密着の熱量を融合させ、公式ツアー販売、アジアを中心としたインバウンドの誘客、次世代育成を強力に推進していく」と意気込みを示した。
また、B.LEAGUEコミッショナーの島田慎二氏は、現在41都道府県に55クラブがあり、数年内には47の全都道府県にクラブが立ち上がることに触れたうえで、「ホームとアウェイで全国のチームが動く。それに伴ってファンも動く。HISとともに、旅の力で地方創生リーグとしてもう一歩深く踏み込んでいく」と力を込めた。また、アジアからのインバウンド、B.LEAGUE主催の国際大会へのアウトバウンド、全国のアリーナのMICE利用などにも意欲を示した。
近年、HISは、英国プレミアリーグ、F1、全豪オープンテニス、ATPファイナルズなどの観戦チケット販売や高品質な観戦ツアーの企画・販売などスポーツツーリズムに力を入れている。HIS取締役の山野邉淳氏は、「スポーツ観戦は利益率の高い商品。今後もさまざまなスポーツをコンテンツとしたオリジナル商品をつくっていく」と説明した。
(左から)HIS山野邉氏、HIS澤田社長、B.LEAGUE島田コミッショナー
アジアからのインバウンド誘致やアリーナのMICE利用も
HISは、公式サイトを立ち上げ、B.LEAGUE全クラブのファンを対象とした公式ツアー「B.旅」の企画・造成・販売をおこなう。
山野邉氏は「チームとコミュニケーションを取りながら、ゲームで必要とされる時に商品をつくっていく」と説明したうえで、2026年9月中にも公式ツアーの販売を開始することを明らかにした。また、「りそなグループB.LEAGUE ALL-STAR GAME WEEKEND 2027 IN AICHI-NAGOYA」観戦ツアーも販売する予定だ。
海外プロモーションについては、アジア枠としてアジア各国からの選手がB.LEAGUEでプレーしていることから、フィリピン、韓国、インドネシア、台湾を中心にPRを強化し、HISの海外ネットワークを活かしながら、公式インバウンドツアーに発展させていく。
加えて、日本からのアウトバウンドでは、フィリピン・マニラで9月9日と10日に開催される「B.LEAGUE マニラゲームズ2026」観戦ツアーを実施する。
さらに、アリーナのMICE利用も推進していく。山野邉氏は「全国各地に素晴らしいアリーナがある。これを利用した企業のMICE誘致を進め、B.LEAGUEの地域の取り組みを組み合わせることで、新たに体験価値を創出していく」と説明した。
次世代育成については、バスケットボールを通じた海外プログラムやB.LEAGUEおよび各クラブとの連携による「バスケットボールクリニック」や国内外での交流プログラムなどを開催していく。また、両者が持つネットワークを最大限に活用して、次世代のリーダー育成、国際交流、スポーツビジネスの学びにつながるプログラムを構築していく方針だ。




