訪日客の消費動向、2012年は減少-旅行満足度は年々増加

観光庁が2013年3月29日に発表した、訪日外国人消費動向調査の2012年年次報告書によると、2012年の訪日外国人が旅行中に支出した金額(推計)は、一人当たり11万1983円で、2011年より1.7%減少した。総旅行消費額は1兆861億円で、東日本大震災のあった2011年33.5%増となったが、2010年比では5.5%減少している。

消費額の内訳は、宿泊料金が34%、買物代が1%、飲食費が21%、交通費が11%、娯楽サービス費が3%。また、市場別の一人当たりの消費額では1位が中国(16万154円)、2位が米国(13万244円)、3位が香港(10万9934円)。また、タイ、シンガポール、マレーシアの東南アジア3カ国は総消費額では合計687億円だが、一人当たりの消費額ではタイ(10万4893円)、シンガポール(11万2665円)、マレーシア(10万5676円)となり、韓国(6万1983円)や台湾(8万5266円)よりも高い。

なお、訪日旅行の満足度については「大変満足」が40.7%で、「満足」以上が90.6%。また、再訪意向は「必ず来たい」が57.8%、「来たい」を含めると92.7%となり、満足度と再訪意欲は2010年以降、年々増加している。

同調査は四半期ごとに、国内11空海港の国際線ターミナル登場待合ロビーで実施。サンプル数は各期6500、年間2万6000。

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