外務省、米・ミズーリ州ファーガソン市内の治安に注意喚起、黒人青年射殺事件による大規模デモで

外務省は海外安全ホームページ上で、アメリカ・ミズーリ州ファーガソン市内の治安情勢に関する注意喚起を発信した。

2014年8月9日に同市内で、アフリカ系アメリカ人の住民が地元警察官に射殺されたことに対し、抗議する住民らと警察側が衝突。大規模な抗議デモでは、一部の参加者が商店での略奪や警察官に発砲し、警察側も催涙ガスや発煙弾などで参加者を強制排除した。

この事態を受け、ミズーリ州知事が8月16日、市内に非常事態宣言を行ない、夜間外出禁止令も発令。夜間外出禁止令は18日に解除されたが、同日には治安回復と住民保護のために州兵の派兵を命じた。

このため、外務省では同市や周辺に渡航・滞在する場合、最新情報の入手と治安情勢の確認、緊急時の連絡手段の確保など、安全対策に努めるように呼びかけている。

(トラベルボイス編集部)

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