マーケティング組織が選ぶ2015年トレンド、トップ3は「スマデバ」「インバウンド」「仕事のロボット化」 ―ビジネスパーソン調査

マーケティング研究を行う国際組織エムシーイーアイ(MCEI:Marketing Communications Executives International)は、同組織の国内会員100名を対象に、「2015年に注目すべき トップ3」をまとめた。それによると、1位は「ウェアラブル端末をはじめスマートデバイス」、2位は「インバウンド市場」、3位は「仕事のロボット化」だった。

1位となった「ウェアラブル端末をはじめスマートデバイス」について、同社では、2014年に流行した"格安スマホ"を起点として、ハードのみならずソフトウェアが進化し、サービスとデザイン双方がより浸透すると予測。ウェアラブル端末などを通じてこれまでにはなかった新サービスが登場することで、人をとりまく様々なモノがネットにつながる「モノのインターット(IoT:Internet of Things)」化が進む可能性があると分析する。

2位「インバウンド市場」では、2020年の東京オリンピックイヤーに向けて外国人観光客が急増すると同時に、ムスリム旅行者向けのハラル市場や免税緩和、日本の「おもてなしビジネス」が、大きな市場規模に成長すると予測。

3位となった「仕事のロボット化」では、ロボット自体の機能向上に伴って仕事のバリエーションが増えることを意味しており、それにより人間が行っていた接客業務などの仕事がロボットに移行することによる「ロボット失業」増加の可能性もあるとみている。

なお、4位以下には「エネルギー系の水素燃料」「流通のオムニチャネル化」などが挙げられたという。同社では、マーケティング実務家の視点で引き続きトレンドを追っていきたいとしている。

この調査は、同組織によるセミナー会場やウェブ上にて、自由記述式のアンケート方式で実施、選定理由を踏まえて同社がランキングとしてまとめた。

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