JAL、月面無人探査を目指す企業とパートナー契約、Googleスポンサーの開発レースで

日本航空(JL)は、国際宇宙開発レースGoogle Lunar XPRIZE(GLXP)に挑戦するispaceが運営する日本初の民間月面探査チーム「HAKUTO(ハクト)」とコーポレートパートナー契約を締結した。今後ハクトは、JALが培ってきた整備技術やトラブルシューティングの手法を、月面探査機「ローバー」の運用・保守に応用するなど技術的な連携を視野に入れ、世界初の民間による月面探査を目指す。

GLXPとは、Googleがスポンサーとなり、XPRIZE財団によって運営される民間組織による月面無人探査を競う総額3,000万ドルの国際賞金レース。ミッションは、月面に純民間開発の無人探査機を着陸させ、着陸地点から500m以上走行し、指定された高解像度の動画や静止画データを地球に送信すること。1位のチームには賞金2,000万ドル、2位のチームには賞金500万ドルが与えられる。現在、世界各国から18チームが参加している。

ハクトは、GLXPミッションの達成に向けて月面探査機「ローバー」を開発中。小型・軽量化のために、カーボン素材(炭素繊維強化プラスチック)などさまざまな新素材を積極的に取り入れている。炭素繊維は比重が鉄の4分の1でありながら、強度は10倍にもなるため、アルミニウムと比較しても大幅に軽量化が可能になる。同様の炭素繊維は、ボーイング787型機でも採用されており、強度を高めながら機体重量を軽量化したことにより従来の同クラス機体と比較して燃費を約20%改善している。


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