旅行動向予測2016、訪日客数は2割増の2350万人、出国者数は1620万人に -JTB

ジェイティービーは「2016年の旅行動向見通し」で、2015年の訪日旅行者数を前年比47.3%増の1975万人とする見通しを発表した。

昨年末に予測した13.0%増の1500万人は大幅に上回る見通し。5年前倒しで実現の可能性もあった2000万人は2016年に持ち越しとなるが、その際は19.0%増の2350万人と、2ケタ増を維持しての達成を予測する。為替レートも円安基調で、訪日旅行がしやすい環境も続くなか、2016年は個人旅行の割合も高まり、都市部だけでなく地域を訪れる外国人旅行者が増加すると見ている。

国内旅行者数では、2015年は2.1%増の2億9160万人、2016年は0.7%増の2億9360万人と見込む。国内の経済状況や雇用環境は落ち着きを見せ、消費者アンケートでも2016年の旅行支出について「支出を増やしたい」が1ポイント増の12.9%、「減らしたい」が1.3ポイント減の29.0%となり、旅行意欲の堅調さがうかがえる。外国人旅行者に人気の観光地や物品への関心が高まるなど、海外からの注目で日本の韓国や文化が脚光を浴び、魅力を再発見することに繋がると見る。

日本人の海外旅行者数は2015年が4.4%減の1615万人、2016年が0.3%増の1620万人に留まる見通し。これは2000年以降、リーマンショックの起こった2008年(7.5%減の1600万人)や、9.11で失速した2001年(9.0%減の1622万人)並みの水準。旅行意欲は堅調とするものの、円安基調の継続と国際情勢の不安要素を踏まえた予測とした。消費者アンケートでは海外旅行の回数について「増える」が0.6ポイント増と上向き傾向にあり、2015年に海外旅行を控えた分、2016年の旅行実施の希望する気持ちも見られるとする。

なお、JTBでは2016年について、リオデジャネイロ五輪の開催で東京五輪への動きが本格化すると指摘。経済効果が期待される観光産業には異業種からの新規参入が増加するとし、競争の激化とともに多様な産業との相乗効果の創出も期待でき、観光業界のさらなる飛躍の年になるとしている。


【JTB 2016年の旅行動向見通し】 

JTBプレスリリースより

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