箱根湯本ホテルの元経営会社が特別清算開始、負債総額は約30億円に

東京商工リサーチによると、2016年2月10日、神奈川県・箱根町の「箱根湯本ホテル」の元経営会社が横浜地裁小田原支部による特別清算開始決定を受けた。負債総額は29億円7669万円だった(2014年12月期決算時点)。

元経営会社は1957年(昭和32年)に同ホテルを設立。ピークを迎えた1991年には売上高約24.3億円を達成。同時に事業多角化を積極的に推進した。しかしその後、バブル崩壊やリーマンショックといった国内外経済悪化の影響を受け団体客の減少が加速。東日本大震災があった2011年12月期の売上高は約11.5億円まで落ち込んで赤字決算となり、以降も回復することなく債務超過となった。

その後2014年12月に経営再建策として会社分割を実行。現在、ホテル運営は分割後の(株)箱根湯本が継続して実施。元・経営会社は2015年12月に解散、今回の措置となった。

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