民泊最大手「Airbnb」が新サービス、観光情報ガイドを開始、宿泊以外のビジネス展開も示唆

Airbnb:報道資料より

Airbnb(エアビーアンドビー)はこのほど、アプリ上で個々の旅行者の好みに応じて滞在先を紹介するパーソナライズサービスを発表した。アプリが利用者との対話内容を学習・分析する独自アルゴリズムを採用したもの。これにより、旅行者はアプリを使用するたびに精度の高い提案を受けることができるようになるのが特徴だ。同時に、アプリやウェブサイトでは、滞在先のホストが現地ならではの情報をまとめて提供する「旅行ガイドブックサービス」を新たに開始した。

パーソナライズサービスは、旅行者が対話型の画面で行き先や滞在したい施設のタイプ、周辺環境、ホスト、体験したい内容などを設定すると、アプリが条件にあう滞在先を提示するもの。また、利用者に最適な滞在エリアそのものを紹介するマッチングサービスも提供する。この機能は、同伴者や興味の分野に応じてAirbnbアプリが最適なホストや地域を自動的に紹介。第一弾として世界23都市、691か所を対象にサービスを開始するという。

ガイドブックサービスは、サービス開始時点では、北米やヨーロッパ、オーストラリア、アフリカなど主要都市が対象。各地域について、ナイトライフやグルメ、観光、アート&カルチャーといったおすすめスポットのほか、必需品やエンターテインメント、アクティビティ情報を提供。ホストによる現地特有の情報がまとめて閲覧できるようになった。

なお、ブルームバーグ等の複数の報道によると、同社CEOブライアン・チェスキー氏は今後のビジネス領域拡大の可能性について言及。今回の新サービス発表の場でも同社が求めるゴールは「宿泊」だけではなく、「本当にその地に住むような体験のお手伝いをする」旅行関連ビジネス全般におよぶ可能性を示唆したという。

アプリの対話型画面のイメージは以下のとおり。

airbnb:報道資料より

ウェブサイトから閲覧できる「ガイドブック」のイメージは以下のとおり。

Airbnb ウェブサイトより

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