国交省、クルーズ寄港数を毎月公表へ、2016年上半期は外国船が7割増

国土交通省は2016年7月以降、国内港湾へのクルーズ船寄港回数などをまとめた統計資料「Japan Cruise Report」を毎月公表する。これまでは速報値と確報値をそれぞれ年に一度発表していたが、最近のクルーズ市場に対する関心の高まりを受け、月次公表に頻度を変更するもの。

このほど発表された「Japan Cruise Report」7月19日号(全国版)では、2016年1月から6月までの速報値を発表している。それによると、6月のクルーズ船寄港回数は前年比68.3%増の212回で、そのうち外国船社の寄港回数は77.3%増の156回。1月と2月はマイナス推移が続いていたが、4月以降は大幅な伸びが継続。1月以降の上半期累計では、クルーズ船寄港回数全体が56.3%増の933回。そのうち外国船社の寄港回数は67.6%増の704回となっている。

2015年以降の月別寄港回数の推移は以下のとおり。

国土交通省:報道資料より

なお、「Japan Cruise Report」では国内の月間トピックスも報告する。例えば6月は、函館港と青森港に寄港する客船「ダイヤモンド・プリンセス」と北海道新幹線をセットにした「レール&クルーズツアー」を初めて催行。乗客定員4000名を超える「クァンタム・オブ・ザ・シーズ」が、室蘭、横浜、名古屋、大阪、高知などに寄港する日本周遊クルーズも実施された。そのほか7月には、熊本地震後はじめて「クァンタム・オブ・ザ・シーズ」が八代港に寄港するイベントも実施されたとしている。

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