【図解】旅行会社トップ5社の6月実績、外国人旅行はHISが3割増、国内は阪急交通社が健闘 ―観光庁(速報)

観光庁はこのほど、2017年4月から6月までの主要旅行業者50社の旅行取扱状況速報を発表した。それによると、2017年4月の総取扱額は前年比0.8%増の4045億2132万円、5月は9.6%増の4705億2817万円、6月は4.8%増の4522億2957万円となり、いずれも前年比増となった。

そのうち、海外旅行は4月が0.2%増の1324億2578万円、5月が12.7%増の1555億7007万円、6月が9.0%増の1695万5013万円。外国人旅行は4月が8.0%増の231億9157万円、5月が19.2%増の207億8591万円、6月が2.9%減の146億5902万円。国内旅行は4月が0.6%増の2489億447万円、5月が7.5%増の2941億7220万円、6月が2.8%増の2680億2043万円だった。

※同統計では、2016年9月までは主要旅行業者50社、2016年10月から2017年3月までは49社を対象に集計。今回発表された2017年4月以降では、JTBグループの集計値を15社合計から25社合計に変更したほか、びゅうトラベルサービス、エスティーエートラベル、テック航空サービス、ニッコウトラベルを新たに

追加する改訂をおこない、再度50社を対象とする集計としている。なお

、「外国人旅行」は日本の旅行会社によるインバウンド旅行を指している。

分野別・上位5社の年間推移は?

2017年6月までの海外旅行取扱額上位5社・直近12ヵ月推移比較グラフは以下のとおり。2017年6月は上位5社(JTBグループ25社、H.I.S.グループ5社、阪急交通社グループ3社、KNT-CTグループ8社、日本旅行)のいずれも前年比増で好調。特にHISと阪急交通社、KNT-CTは2ケタ増で大幅な伸びとなった。

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外国人による訪日旅行の旅行会社別取扱額上位5社・直近12か月推移は以下のとおり。6月は上位5社(JTBグループ25社、日本旅行、H.I.S.グループ5社、KNT-CTグループ8社、楽天)のうち、JTBと日本旅行、KNT-CTは前年比マイナス。その一方で、HISは33.7%増の大幅な伸びを示した。昨年来楽天と拮抗していた東武トップツアーズは2016年11月以降4ヵ月ぶりで3月に5位にランクアップしたものの、その後はまた6位以下にとどまっている。

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国内旅行の旅行会社別取扱額上位5社・直近12か月推移は以下のとおり。6月は上位5社(JTBグループ25社、楽天、KNT-CTグループ8社、日本旅行、ANAセールス)のうち、KNT-CT以外の4社が前年比増に。なお、阪急交通社が4月に11.6%増と好調でANAセールスを抜いて5位に浮上。その後はANAセールスが5位に復活し、引き続き拮抗している。

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旅行商品ブランド全体の取り扱い状況

2017年4月の旅行商品ブランド(募集型企画旅行)は、総取扱額が前年比0.9%増の1388億9828万円、取扱人数合計は0.8%減の271万4291人。5月は総取扱額が前年比10.8%増の1558億4008万円、取扱人数合計は7.7%増の269万171人。6月の総取扱額は3.8%増の1033億1513万円、取扱人数合計は1.8%増の258万1875人。4月以降の3ヵ月間のうち、4月は海外旅行と国内旅行の取扱人数で前年比減となった。

方面別の全体傾向

旅行会社へのヒアリングによれば、海外旅行は、欧州で回復傾向がみられたほか、5月のゴールデンウィークはハワイ・ミクロネシアが好調だった。外国人旅行は、4月~5月は韓国からの訪日客増が取扱額の伸びに寄与したものの、6月は昨年同月にあった大規模MICE案件の反動でマイナス推移に。国内旅行は昨年4月に発生した熊本地震の落ち込みの反動などにより増加傾向がみられた。

なお、今回からJTBグループの集計値に加わった10社は、JTBワールドバケーションズ、JTBビジネストラベルソリューションズ、PTS、JTB沖縄、JTB京阪トラベル、エイ・ビー・アイ、JTBメディアリテーリング、JTBグランドツアー&サービス、朝日旅行、トラベルプラザインターナショナル。

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