エクスペディア・グループ決算、ハリケーン来襲で大損失も2ケタ成長、絶好調の民泊「ホームアウェイ」は売上45%増に

エクスペディア・グループは2017年10月26日、2017年第3四半期(2017年7月~9月)決算を発表した。それによると、取扱予約総額は前年同期比11%増の221億9650万ドル(約2兆4416億円)。売上は同15%増の29億6580万米ドル(約3262億円)、減価償却前営業利益(Adjusted EBITDA)は同6%増の7億930万米ドル(約780億円)だった。

この結果、同四半期の営業利益は同25%増の4億8170万米ドル(約529億円)、純利益は同26%増の3億5220万米ドル(約387億円)となった。

好調が目立つのは、一棟貸し民泊(バケーションレンタル)「ホームアウェイ(HomeAway)」で、予約取扱い泊数は前年同期比36%増、売上は同45%増の3億500万ドル(約336億円)。ホームアウェイでは、取扱い宿泊施設の3分の1以上で即時予約を可能としたほか、物件オーナー向けの収益管理ツールを提供するなど、サービス強化を進めている。

グループ全体の純利益を圧迫する要因となったのが、米フロリダやテキサス州、カリブ海域で大きな被害を出したハリケーンの相次ぐ襲来。これにより、推定1500万~2000万ドルの損失があったとエクスペディアでは推計している。もう一つの要因が、ホテル価格比較サイトのトリバゴの不調。売上は前年同期比17%と順調だったものの、広告コストの拡大などが影響し、最終利益は800万ドル(約9億円)の赤字となった。

エクスペディア・グループ全体での広告・マーケティング費用は前年同期比21%増の14億6070万ドル(約1607億円)。テクノロジー・コンテンツ関連投資は同16%増の3億5000万ドル(約385億円)。

またエクスペディア・グループ全体での予約取扱高を地域別に見ると、米国内は同5%増、米国以外の市場は同22%増。海外市場での取扱高は87億米ドル(約9570億円)となり、全体に占める比率は前年同期比4ポイント増の39%。売上ベースでは、米国内が同9%増の15億7600万ドル(約1733億円)、海外市場が同23%増の13億9000万ドル(約1529億円)。海外市場のシェアは約3ポイント増の47%と半分弱に迫る勢いだ。

商品セグメント別では、宿泊関連の取扱い泊数が、米国市場で同12%増、米国以外の市場で22%増。1泊当たり収益は同1%減だったが、宿泊売上合計は同15%増。一方、航空券の取扱い件数は同4%増とプラスだが、チケット当たりの収益は同10%減、航空券売上合計も同7%減に縮小した。

※円換算は1ドル110円としてトラベルボイス編集部が算出した。

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