加齢に対する意識に世界的な変化、人生の豊かさや喜びにシフト、日本人男性は結果が逆転

マッキャン・ワールドグループ ホールディングスはこのほど、「年齢についての真実(Truth About Age)」と題する調査結果を発表した。「高齢化」「年を取る」テーマを語る際に重要とされる日本市場を含め、世界28か国・地域にて実施したもの。

それによると、日本では男性の25%が「年を取ることは女性よりも男性にとっての方が大きな問題」だと回答。この結果は世界的な結果(15%)と大きな差が開いたうえ、世界で唯一、日本だけが男女が逆転した結果となった。

一方、世界的な調査結果にて、「死を最も恐れているのは20代」「年を取ることを最も気にしていないのは70代」との状況が確認された。また、従来は人生の後半において「年を取ること=失うこと」を中心に語られることが多かったが、同調査結果では、「むしろ年を重ねるごとにより人生が豊かになり、より喜びが多くなる」結果となった。

これらの結果より同社では、世界的に「年を取ること」に関する考え方や言動が変化している様子が見られると分析。「年齢」のみで生活者の行動や考え方を予測することがより困難になっているとして、「企業が全ての年代の人たちと真のコミュニケーションを図るためには、数字的な年齢という枠組みを超えて発想していかなければならない」とまとめている。

この調査は、同グループが毎年実施する国際調査「Truth About Age」にもとづくもの。対象は、世界28市場の20歳から70歳までの約2万4000名。調査対象地域は、カナダ、米国、メキシコ、プエルトリコ、コロンビア、ブラジル、チリ、スウェーデン、ノルウェー、英国、フランス、スペイン、 ポルトガル、 フィンランド、デンマーク、ハンガリー、ドイツ、トルコ、レバノン、南アフリカ、インド、マレーシア、シンガポール、韓国、中国、日本、フィリピン、オーストラリア。

過去の調査結果は以下から参照できる(英語)

「Truth About Age」

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