エクスペディア決算、2018年第1四半期も民泊サイト46%増で好調、投資拡大で営業利益は赤字

エクスペディア・グループがこのほど発表した2018年第1四半期(2018年1月~3月)決算によると、同期の取扱予約高は前年同期比15%増の271億9600万米ドル(約2兆9915億円)、売上は同15%増の25億800万米ドル(約2758億円)。

一方、支出項目では、マーケティングやテクノロジー関連などを含む営業経費が前年同期比20%増の25億9800万ドル(約2857億円)に拡大。この結果、同期の営業利益は1億6500万米ドル(約181億円)の赤字に。減価償却前営業利益(Adjusted EBITDA)は同40%減の1億2400万米ドル(約136億円)だった。

エクスペディア・グループ内の事業別では、昨年に引き続き、一棟貸し民泊(バケーションレンタル)「ホームアウェイ(HomeAway)」の成長が際立つ。ホームアウェイの予約取扱高は同46%増の39億4700万ドル(約4341億円)。グループ全体の取扱高に占めるホームアウェイのシェアも14.5%に拡大した。

エクスペディア、ホテルズドットコムなど主力OTAの予約取扱高は同11%増の211億7100万ドル(約2兆3288万ドル)。法人向けOTAエジェンシアは同15%増の20億7800万ドル(約2285億円)。

地域別の内訳を見ると、予約取扱額ベースでは、米国内が同10%増の165億8200万ドル(約1兆8240億円)、海外市場が同25%増の106億1400万ドル(約1兆1675億円)。一方、売上高ベースでは、米国内が8%増の13億5100万ドル(約1486億円)、海外市場が23%増の11億5700万ドル(約1272億円)

商品セグメント別の内訳では、宿泊関連の売上が前年同期比15%増の16億1200万ドル(約1773億円)。取扱い宿泊数は同15%増と伸びたものの、一泊当たり売上は前年並みにとどまった。

一方、航空券については、取扱い件数が同1%増と伸び悩んだものの、一件当たり売上が10%増と回復基調を示し、売上合計では同11%増の2億4200万ドル(約266億円)となった。

※円換算は1ドル110円としてトラベルボイス編集部が算出した。

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