IT業界で働く女性のハードルは世界でも高く、就活段階から顕著、インドや中国でも ―ブッキング・ドットコム調査

テクノロジーの進展で、IT業で働く女性の存在感がますます高まっている。ただ、実際は、世界中の女性たちが就職段階からハードルの高さに悩んでいる様子もみられる。ブッキング・ドットコムの調査で、日本以外の国々でも厳しい現実が浮き彫りになった。

世界経済フォーラムが発表した「ジェンダー・ギャップ指数2018」によると、日本の男女格差は149カ国中110位。日本の女性活躍が長年の課題となる一方で、世界的に採用やキャリア形成の段階で環境を整えることが求められている。

調査はブッキング・ドットコムが世界10カ国(イギリス、アメリカ 、フランス、ブラジル、オランダ、ドイツ、中国、オーストラリア、インド、スペイン)の計6898名を対象に、 2018年8月2日~9月6日の期間中、学生から現役までIT業界関連者に実施したもの。

Booking.com:報道資料より

これによると、オンラインアンケートに回答したIT業界関連の女性の半数近く(47%)が「就職活動時のジェンダーバイアスが女性のIT業界進出を難しくしている」と回答。 IT業界に興味を持つ大学生の62%も同様の回答で、女性がIT 業界を志望する際の壁の高さがうかがえる。51%が「ITの求人は女性からの応募を想定して書かれていない」とも回答している。

競争を乗り越えてIT業界に入っても課題は深刻だ。男性が将来のポテンシャルをベースに昇進する傾向にあるのに対し、調査では62%の女性が「自分が昇進するために次の役職で必要なスキルを既に持っていなければいけない」と回答。 IT企業の伸長が著しいインド(75%)や中国(74%)は、特にこの回答がもっとも多い。「若い女性たちが将来の見通しやキャリアを形成するあらゆる機会を理解できるよう、IT業界で努力していく必要がある」と同社はコメントしている。

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