全席が価格変動する音楽イベント開催、AIが需給や販売データもとに、ヤフーらが運営

需要や取引状況に応じて価格が決まる「ダイナミックプライシング」販売を日本で初めて採用した音楽イベントが開催される。ヤフーとエイベックス・エンタテインメントの合弁事業会社パスレボが運営する「Yahoo!チケット」は2019年11月、全席ダイナミックプライシングを採用した音楽イベント「Yahoo!チケット EXPERIENCE VOL.1」を開催する。

ダイナミックプライシングはAI技術を活用し、需要と供給に応じて価格を変動させるシステムで、プロ野球やプロサッカーなどのスポーツイベント中心に導入が進んでいる。音楽イベントとして全席ダイナミックプライシングは初めて。チケット購入者は好みの席を選択し、座席位置や需給に応じた価格でチケットを購入する。価格は市況や需要、日々の販売実績データをもとに決まる。今回のイベントで有効性を検証し、各種音楽イベントでの導入拡大を目指す考えもある。

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