SNSが外出行動を活性化? 20代女性の移動回数が急増、行きたい場所保存の「To Go ストック」戦略が重要に

ジェイアール東日本企画のプロジェクト組織「ムーブ・デザイン・ラボ」は、生活者の移動行動の実態把握を目的に実施した「Move 実態調査2019」の結果を発表した

これによると、1か月あたりの移動回数は前回(2017年)調査時と比べて大きな変化はないものの、20代女性は7.4回増と全世代平均(0.3回減)と比べて大幅に増加。20代女性の移動に関する情報収集では、「行きたい場所やお店をブックマークやメモ(SNS、Googleマップ、食べログなど)で記録している」(35.7%)、「SNSなどで友人・知人が行っていた場所やお店をチェックしている」(22.7%)が全体平均を10ポイント上回っており、「SNS情報を行きたい場所リストとして蓄積する」割合は47.8%と約半数を占めていることが判明した。

これを踏まえ、ムーブ・デザイン・ラボでは、若い女性を中心にSNSは投稿に「いいねをする」だけでなく、「行きたい場所リストとしてストックする」へと使われ方の変化が見られるようになったと指摘。このネット上の行動を、「To Go ストック」と名付けた。To Go ストックをする人の1か月の移動回数は、していない人の約1.3倍多く、20代女性に限ると約1.5倍とさらに上昇している。

ムーブ・デザイン・ラボでは、To Go ストックが20代の外出行動を後押ししている可能性があるとし、今後はSNSを契機としたリアルな外出行動の活性化(デジタルtoリアル)がトレンドになると予想。企業などのマーケティングではこれまで注力してきたSNS上で情報をシェアされるための取り組みから、シェアされた情報が受け手にストックされるための戦略が今後、重要になると展望している。

同調査は2019年3月5日~3月7日まで、全国の18~70歳の男女を対象に実施。サンプル数は2200。

発表資料より

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