石垣市、6月1日から観光受け入れを再開、1週間以上の長期滞在者のみ、感染拡大地域からは自粛要請

沖縄県石垣市は2020年6月1日から、観光客の受け入れを段階的に再開する。市外の観光客は、原則1週間以上の滞在者のみ受け入れる。その一方で、海外や日本の特定警戒都道府県など感染拡大地域からは、引き続き来訪の自粛を求める方針。石垣市は宿泊事業者との意見交換会を開催。事業者が新型コロナウイルス感染予防のガイドラインを策定して確実に実行し、市が認定して必要な支援をすることで再開に向けて合意した。

市として受け入れる観光客を1週間以上の滞在のみとしたのは、新型コロナウイルスは感染から平均5~6日で発症することや、発症2日前から他者に感染させる可能性が高いこと。1週間以上の滞在であれば、万が一発症しても濃厚接触者を特定し、感染拡大防止が可能になると判断した。ビジネス目的は業務に必要な最小限の期間のみの滞在とし、接触した市内関係者には、来訪者が市外へ移動後3日間の健康観察を要請する。

また、受け入れを再開するまでに、市と宿泊事業者とで感染防止策に関する協定書締結を進める。対策を確実に実行するとともに、市内外に納得してもらうための措置。締結した宿泊事業者には、ステッカー、シールを配布。観光客向けに市のホームページでも紹介する。

石垣市は亜熱帯の自然、独特の音楽などが人気。2019年は147万人の観光客が訪れ、消費推計額は977億円に上っている。

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