【図解】東南アジア主要4市場からの訪日客、2020年9月はわずか1530人、航空座席数は9割減に

 日本政府観光局(JNTO)によると、2020年9月の訪日外客数は前年同月比99.4%減の1万3700人(推計値)にとどまった。6カ月ぶりに1万人を超えたが、12カ月連続で前年同月を大幅に下回った。

これを東南アジア主要4カ国(タイ・シンガポール・マレーシア・インドネシア)でみると、タイは98.4%減の1000人、シンガポールは99.9%減の30人、マレーシアは99.3%減の200人、インドネシアは98.8%減の300人で、合計では98.9%減の1530人だった。

9月段階では、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、日本政府がいずれの国も上陸拒否、検疫強化の対象としていた一方、相手国側の渡航制限も大きな壁となった。タイは出国制限はしていないものの、タイ民間航空局が通常旅客便の運航を引き続き禁止しているため、出国は事実上不可能。シンガポール、インドネシアは海外旅行の延期勧告、マレーシアは活動制限令による出国禁止を継続していた。

一方で、国際的な人の往来再開に向けた段階的措置として日本政府が相手国との間で進める「ビジネストラック」(短期主張者用)、「レジデンストラック」(長期滞在者用)といったビジネス活動を認める動きは東南アジアで顕著だった。「レジデンストラック」は7月29日からタイ、9月30月からシンガポール、9月8日からマレーシアを対象に運用開始。シンガポールは9月18日から「ビジネストラック」の運用対象にもなったが、訪日客数はまだ動きが鈍いことがみてとれる。

需要急減とともに、航空会社も相次いで日本行きフライトの運休、減便を追加した。航空データOAG社によると、9月に東南アジア4カ国から国際航空便は便数で前年同月比89.4%減の227便、提供座席数は90.6%減の5万8509席となった。

国別では、タイが90.9%減/94便、92.5%減/2万4207席、シンガポールが92.2%減/47便、91.9%減/1万3302席、マレーシアが83.7%減/42便、85.6%減/1万465席、インドネシアが82.5%減44便、83.3%減/1万535席だった。

タイ、シンガポール、マレーシア、インドネシアの直近12カ月の推移は以下のとおり。

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