エミレーツ航空、無料コロナ保険で補償を大幅拡大、コードシェア便にも適用

エミレーツ航空(EK)は2020年12月から、同社の航空券購入者を対象にマルチリスク旅行保険の無料付与を開始した。

AIG Travelと提携し、すでに導入している新型コロナウイルスに関する補償内容を大幅拡大。2020年12月1日以降に購入されたすべての航空券に自動適用し、航空券番号が176から始まるものであれば、提携航空会社が運航するEKのコードシェア便にも適用する。

EKの拠点であるドバイは2020年7月から、国際的なビジネスやレジャー客を受け入れており、手厚いカバーで旅行者の不安を少しでも和らげる。

具体的には、海外旅行中の新型コロナウイルスやその他の医療緊急時に、最大約5000万円の医療費、緊急避難費用を補償。搭乗者が新型コロナに関連する検査や空港での健康診断を受診できずに旅行を中止したり、出発予定日前に新型コロナと診断され旅行できなくなったりする場合に最大約80万円、政府機関によって居住国以外の国で強制検疫にかけられた場合、最大14日間、1人につき1日約1万5500円などを補償する内容となっている。

旅行中の個人的な事故、携行品紛失、旅行に関する推奨や勧告による旅程中断にも対応できるようにする。

なお、エミレーツ航空は、2020年4月から7カ月間で約170万件の新型コロナ関連の返金申請を受理し、日本円で約1800億円を払い戻している。

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