サステナブル旅行に関心高めるドイツ人旅行者、「旅行ガイドはスマホを活用」は39%に

ITBベルリンNOWとドイツのデータ分析会社スタティスタは、消費者調査の結果から、今後のドイツ人旅行者の旅行トレンドとして、自然体験、サステナブル(持続可能な)ツーリズム、カスタマイズ旅行の3つを挙げた。

新型コロナウイルスによって大きな影響を受けた2020年に、最も人気のあった休暇の過ごし方はビーチリゾートとなり、2018年の調査と変わらなかったものの、その他の自然体験やアウトドアアクティビティの人気が高まったことが大きな特徴としている。たとえば、調査結果によると、山や湖の人気は前回調査の6位から5位に、キャンプも9位から7位に上昇した。

この傾向は、2020年夏にグーグルで検索された結果にも表れており、特に「ハイキング」や「サイクリング」というキーワードは前年より急増。ドイツの人気アウトドアアクティビティサイト「Komoot」の訪問者数は前年7月の約400万人から2020年7月は850万人に倍増した。

また、サステナブル・ツーリズムに関心を寄せているドイツ人は約310万人と推計され、2018年のほぼ2倍にのぼっているという。スタティスタの調査によると、「旅行においてサステナビリティは重要な要素」と回答した人は2018年の10.8%から2020年には17.8%に上昇。さらに、「旅行ガイドとしてスマートフォンを活用する」との回答も2018年の26.6%から39.1%に増加した。

さらに、サステナブル・ツーリズムへの関心の高さは、2010年代に急増したスタートアップからも伺える。2000年から2009年の10年間に立ち上げられたサステナブル・ツーリズム関連のスタートアップは38社だったが、2010年から2019年では175社に増加した。

このほか、カスタマイズ旅行関係のスタートアップも増加しており、2000年代の48社から2010年代には336社に大幅に増加した。同様にVR関連のスタートアップも11社から139社に増加。両市場では、消費者の個別体験ニーズの高まりを受けて、今後10年でさらに増えると予測されている。

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